【見守る夜が、寝室に灯る】トム・エバハート『BABYSITTING NARCISSIST』ミクスドメディアのご紹介|やまアートギャラリー
ご来館ありがとうございます、やまアートミュージアム館長の山本です。
やまアートミュージアムは、私が運営するネットショップ『やまアートギャラリー』の魅力をご紹介するオンラインミュージアムです。
本日も心に残る一枚をお届けします。
この記事でわかること
- トム・エバハート『BABYSITTING NARCISSIST』──2026年夏に版元から届いたばかりの新作、限定125部の概要と希少性
- 眠る友を見守る側と、見守られる側が同居する『絵の中の絵』の構図
- 幾層もの版を重ねるミクスドメディアの技法と、手の痕跡
- 水色の雨とピンク・黄色の粒が、にぎやかなのに静かに感じる理由
- 3パターンの額装提案と空間シミュレーション
今夏の新作は本作を含めて11点。新作一覧はこちらからご覧いただけます →

本日のご紹介作品
本日ご紹介する作品は、トム・エバハート氏の『BABYSITTING NARCISSIST』という作品です。
誰かの寝顔を、そっと見守る夜がありますよね。
物音を立てないように、息をひそめて、ただそばにいる。
この絵には、あのやわらかい時間が流れています。
正直に言うと、初めてこの絵を見たとき、画面の手前と奥で二つの時間がゆっくり進んでいるようで、しばらく目が離せなかったんです。
今日この一枚を知っていただくと、寝室に絵を掛けるという発想が、少し変わると思います。
そしてこの作品は、実は版元からリリースされたばかりの2026年夏の新作なんです。
海外の提携ギャラリーに厳重に保管されていた一点を、まだ一度も誰の手にも渡っていない状態で取り寄せました。
今夏の新作は本作を含めて11点。限定版が2種類と、世界に一枚きりのアクリル原画が9点、まとめて届いています。
この作品はスヌーピー絵画が日本一集まるネットショップ『やまアートギャラリー』で取り扱い中です。
商品ページのURLは記事内のリンクからご覧いただけます。
世界でただ一人の画家
トム・エバハートは、1952年にアメリカのワシントンD.C.で生まれた画家です。
イェール大学で美術を学び、パリのオランジュリー美術館でも研鑽を積みました。
彼の名前を特別なものにしているのは、スヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツとの関係です。
1980年に出会い、1991年には生涯にわたってピーナッツのキャラクターを自分の作品に使うことを正式に許されました。
シュルツ本人に認められ、ピーナッツを自由に描くことを託された、ただ一人のファインアーティストなんです。
その信頼が、こうして一枚の絵になって私たちの前にあります。
数字で見る『BABYSITTING NARCISSIST』
まず、この作品の基本情報は以下のとおりです。
- 作品名:BABYSITTING NARCISSIST
- 作家:Tom Everhart(1952年 - )
- 技法:ミクスドメディア(複数の版を重ねる限定版)
- エディション:125部(ほかにRoman25/AP20/PP10/HC5)
- サイズ:縦84cm × 横109cm
- 体裁:額装済(新品額装への交換も可)
- 署名:作者の直筆サインあり
- 付属:本物証明書
限定125部と聞くと、多いように感じるかもしれませんが、この125部は世界中のコレクターに向けた総数です。
日本に入ってくる数は、そのごく一部にすぎません。
しかも本作は、海外の提携ギャラリーから直接取り寄せた、まだ一度もコレクターの手に渡っていない新品未使用の一点なんですね。
コレクターとして正直に言えることがあるとすれば、こうした新作は、迷っているうちに景色が変わることが多いんですよね。
なお、ひとまわり小さなParlor版(小サイズ版)もご用意しています。飾る壁の広さに合わせてお選びいただけます。
・・・ただ、数字で語れるのはここまで。
ここからは、この絵に流れている『時間』の話に迫っていきたいと思います。
眠る友に、そっと寄り添う一枚
画面を見ていただくと、大きな白い顔がこちらに身を乗り出しています。
その視線の先で、もう一人の友が、額の中で気持ちよさそうに眠っています。
見守る側と、見守られる側。
その二人が、ひとつの画面に同時に描かれているんです。
絵の中に、もう一枚の絵を描き込む。
この構図は、エバハートが繰り返し用いてきたものです。
だから私たちは、眠る友を見つめる視線と、何も知らずに眠る安らぎを、同時に受け取ることになります。
タイトルの『BABYSITTING NARCISSIST』には、自分の世界にとろけて眠る友を、あきれながらも見守ってしまう、そんなユーモアと愛情が滲んでいるように感じられます。
飾る場所を想像してみてください。
寝室や子ども部屋の入口に掛けると、眠りにつく前と、目覚めたあとで、不思議と違う一枚に見えてくるんです。
にぎやかな色が、なぜか静かに感じる理由
この絵のすごさは、色の使い方にあります。
背景には、水色の絵具が細い雨のように流れ落ちています。
その周りを、ピンクや黄色の丸い粒が、宝石のように囲んでいます。
これだけにぎやかな色を使っているのに、絵の真ん中には、静かな眠りがある。
どういうことか?というと、まわりが華やかであればあるほど、眠る友の白が、呼吸の着地点のように浮かび上がってくるんです。
この白がすごく大事で、白は単なる『抜け』ではなく、眠っている寝息の場所になっているんです。
朝の光で見ると、水色が軽やかに澄んで、部屋に涼しい空気が立ち上がります。
夜、照明を少し落とすと、ピンクの粒が熱を持ち、眠りの気配がぐっと濃くなります。
一日の中で、小さな季節が生まれる。
にぎやかなのに、そばにいると気持ちがほどけていく。
部屋で音楽を聴くみたいに、色の高さを聴けるような一枚なんです。
・・・と、ここまでで色の話をしてきましたが、この色の魅力を最大限に引き出すのが、額装なんです。
この絵にはどんな額が合う?
ここからはこの作品にどんな額装が合うのか?
私のおすすめを3パターンご紹介させていただきます。
マットの色はどの案もオフホワイトで統一し、額縁の色だけを変えています。
色を整える『ホワイト額装』
まずは定番、白い額装です。
作品そのものが色数を持っているので、額はいちばん静かなオフホワイトで受け止めます。
白い額が画面の外にもう一つ『息をつける場所』を作るので、にぎやかさはそのままに、視線がすっと真ん中の寝顔へ着地します。
朝は水色が澄んで見え、夜は照明に溶けて、絵の色だけが穏やかに残ります。
特に相性が良いのは、ご家族が集まるリビングです。

リビングにこの額装で飾ると、白い額と壁の色が馴染んで、眠る寝顔だけがすっと浮かびます。
そうすると面白いもので、家族が自然と同じ絵を見て、「この子、気持ちよさそうに寝てるね」と会話が始まるんですよ。
明るい会話や子どものおしゃべりが増えて、家庭円満な空間が自然と作られていきます。
推奨空間:家族が集まるリビング
黄色に呼応『マスタード額装』
「赤や黄色の作品になんで色のついた額装?」と思うかもしれませんが、この絵の中にはすでに黄色い額縁が描き込まれています。
マスタードの額は、その絵の中の黄色と呼応して、作品全体をひとつの物語として立ち上げてくれるんです。
にぎやかな色数を一段まとめて、画面に落ち着いた芯を通してくれます。
この額装が特に活きるのは、小さなカフェのような商業空間なんですね。

白壁のカフェにこの額装で飾ると、マスタードの枠が木のテーブルや観葉植物と呼応して、店内にほっとする一角が生まれます。
昼はポップに弾み、夕方は照明で落ち着いたトーンにまとまって、時間帯ごとに違う表情でお客様を迎えます。
「あのスヌーピー、気持ちよさそうですね」と、席に着いたお客様が店主に声をかける。
そんな会話が、お店の一日の小さな物語の入口になってくれます。
推奨空間:カフェ・商業空間
雨に寄り添う『ロイヤルブルー額装』
最後は、思い切ったロイヤルブルーです。
背景を流れる水色の雨に、額の青がそっと寄り添って、画面全体がひとつの静かな夜に包まれます。
まわりを深い青で締めることで、眠る友の白がより清潔に、より深く眠って見えるんです。
ただし、オフホワイトのマットで『間』を作っていますので、締めても重くはならず、静かな品が残ります。
実は私自身、エバハートの作品を青系の額で飾ったことがあるのですが、夜に照明を落とした瞬間、絵が部屋の空気そのものになる感覚がありました。
特に相性の良い空間は、書斎や寝室です。

寝室にこの額装で飾ると、青い額が壁と静かに馴染んで、眠る前に見上げる一枚になります。
朝は凛と引き締まり、夜は深く沈んで、水玉が夢のかけらのように瞬く。
眠る前にこの絵を見上げる時間が、一日の静かな締めくくりになります。
推奨空間:書斎・寝室
まとめ
今回は、眠る友を見守る夜のやわらかさをつかまえた新作『BABYSITTING NARCISSIST』をご紹介いたしました。
にぎやかな色に包まれながら、真ん中には静かな眠りがある。
その両方を、一枚の中で受け取れるのが、この作品です。
そしてこの絵には、飾って暮らした人だけが気づく表情があります。
眠る前と、目覚めたあと。同じ一枚が、時間によって違う顔を見せてくれる。
それは、買った人だけが知る顔です。
版元から届いたばかりの新作で、世界125部のうちの一点。
まずは作品ページで、水色の雨と、眠る友の寝顔を確かめてみてください。
一度どなたかの手に渡れば、同じ状態で再び出会えるとは限りません。失われたら二度と手に入らないかもしれない機会を、確かな体験に変えてください。
この作品の詳細・ご購入はこちらから
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よくあるご質問
この作品は本物ですか?
はい、作家トム・エバハートの直筆サイン入りのミクスドメディア作品で、本物証明書が付属します。やまアートギャラリーでは、すべての作品を店主が一点ずつ検品してからお届けしています。
これは何部の限定作品ですか?新作なのですか?
本作は2026年夏に版元から発表されたばかりの新作で、エディションは125部(ほかにRoman25/AP20/PP10/HC5)です。今回お届けするのは、まだ一度もコレクターの手に渡っていない新品未使用の一点です。
額装は変更できますか?小さいサイズはありますか?
はい、額装のご相談を承っております。本作は額装済みでのお届けですが、新品額装への交換も可能です。また、ひとまわり小さなParlor版(小サイズ版)もご用意しておりますので、飾る壁の広さに合わせてお選びいただけます。
送料はかかりますか?
送料は無料です。販売価格がそのままお支払金額となります。ご希望の方には領収書の発行も承っております。なお、海外からのお取り寄せのため、お支払い確認後、4〜5週間前後でのご発送となります。
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