【音を浴びる午後を飾る】トム・エバハート『Sound Bath』ミクスドメディアのご紹介

ご来館ありがとうございます、やまアートミュージアム館長の山本です。

やまアートミュージアムは、私が運営するネットショップ『やまアートギャラリー』の魅力をご紹介するオンラインミュージアムです。

本日も心に残る一枚をお届けします。

この記事でわかること

  • トム・エバハート『Sound Bath』が「音を浴びる午後」を感じさせる理由
  • エバハート作品で初めてシュローダーとヴァイオリンのウッドストックが共演した希少性
  • 色を版で押し重ねるミクスドメディアが「音量」を生む仕組み
  • 朝と夜で鳴り方が変わる色彩と、白・黒が担う役割
  • この作品に合う3つの額装提案(空間設置イメージ付き)

トム・エバハート『Sound Bath』ミクスドメディアの全体像

本日のご紹介作品

本日ご紹介する作品は、トム・エバハート氏の『Sound Bath』という作品です。

絵の前に立つと、音のない部屋なのに、どこからか演奏が聞こえてくる気がします。

『音を浴びる午後』が、そのまま壁に掛かっている。そんな一枚です。

正直に言うと、初めてこの絵を見たとき、耳のあたりがふっとくすぐったくなったんです。

今日この作品を知っていただけたら、絵を『見る』だけでなく『聴く』という感覚が、少し変わると思います。

この作品はスヌーピー絵画が日本一集まるネットショップ『やまアートギャラリー』で取り扱い中です。ページのリンクからご覧いただけます。

世界でただ一人、スヌーピーを託された画家

トム・エバハート(1952年生まれ)は、スヌーピーの生みの親チャールズ・シュルツ氏から、ピーナッツのキャラクターを自由に描くことを公式に認められた、世界でただ一人のアメリカ人画家です。

「スヌーピーを描く人」と思われがちですが、彼が描いているのはキャラクターそのものではありません。

その場に流れる空気や、登場人物の感情のほうです。

ポップアートと抽象絵画のあいだを行き来しながら、観る人の解釈が静かに揺れ動く『余白のある絵』を生み出してきました。

その余白の名手が、音楽をテーマに選んだ。それが今日の『Sound Bath』です。

数字で見る『Sound Bath』

  • 作者:トム・エバハート
  • タイトル:Sound Bath(Parlor版・小サイズ)
  • 技法:ミクスドメディア
  • エディション:世界限定95部
  • 体裁:額装済み(新品)
  • サイズ:縦56cm × 横72cm
  • 付属:作者の直筆サイン・限定部数の記載・本物証明書

世界に95枚。それも、大きな通常版とは別に仕立てられた、より暮らしに寄り添うParlor版です。

コレクターとして正直に言えることがあるとすれば、この手の『初めて』が重なった作品は、迷った時点で負けなんですよね。

・・・ただ、数字で語れるのはここまで。

ここからは、この絵がどんな『初めて』を抱えているのか。その話に迫っていきます。

エバハートが初めて鍵盤に触れた日

『Sound Bath』は、エバハート作品の中で初めて、天才ピアニストのシュローダーが描かれた記念すべき一枚です。

そしてもう一つの初めてがあります。シュローダーが弾くグランドピアノに、ヴァイオリンを手にしたウッドストックが加わっているのです。

小さな指揮者のような相棒が、そっと弦に弓を当てる。ピアノとヴァイオリン、二羽ぶんの音が、ひとつの部屋で溶け合っていく構図です。

音楽をこれほど正面から主役に据えた作品は、エバハートの中でも珍しい存在です。

想像してみてください。朝、コーヒーを淹れて壁を見上げたとき、まだ誰も起きていない静かな部屋に、この絵から小さな合奏が立ち上がる。

『音を浴びる午後』というのは、そういう暮らしのことなんです。

色を重ねて『音量』をつくる

さらにおもしろいのは、聞こえないはずの『音』を、目に見える形に翻訳してあるところなんです。

どういうことか?というと、エバハートはこの絵を、一版で刷り上げていません。

色を何度も版で押し重ねて、少しずつ画面に厚みを足していく、ミクスドメディアという方法で作られています。

これがどのくらい繊細か?というと、押す順番と位置が少しズレるだけで、色は濁ってしまう。

その紙一重の重ね合わせを、何度も繰り返している。

だから緑や黄色の飛沫が、平面なのに前へせり出して見えます。

絵の具の滴りが、そのまま音のボリュームつまみのように働いて、画面のどこが『大きく鳴っているか』が伝わってくる。

音符を一つも描かずに、音量だけを見せている一枚なんです。

朝は軽やか、夜は熱を帯びる

そしてこの絵は、時間帯によって鳴り方が変わります。

朝の光の中では、緑と黄色が澄んで、高い音のヴァイオリンのように軽やかに響きます。

夜、照明を一段落とすと、オレンジやピンクが熱を帯びて、低いピアノの余韻のように部屋へ沈んでいく。

一日のうちで、小さな季節が生まれるような色使いです。

ここで効いてくるのが、画面に残された『白』です。

キャラクターの白い輪郭は、にぎやかな色の中にぽっかりと空いた呼吸の着地点になっていて、目が休めるすき間を残してくれます。

そして黒い線は、影ではなく静けさの役割です。

音が鳴りやんだ一瞬の間を、あの黒がつくっている。色を聴ける、と言いたくなる一枚です。

この絵にはどんな額が合う?

ここからは、この作品にどんな額装が合うのか。私のおすすめを3パターンご紹介させていただきます。

いずれの案も、マットはオフホワイトで統一しています。

音を澄ませる『ホワイト額装』

まずは定番、白い額装です。リビングの壁におすすめします。

これだけ色数の多い絵は、額まで主張すると音が渋滞してしまいます。

白い額は音を澄ませる余白として働いて、朝の光の中では緑と黄色をいっそう軽やかに、昼には画面全体を明るく開いて見せてくれます。

家族が横を通るたびに、自然と目が向いて『これ何の音がしてるんだろうね』と会話が生まれる。そんな、暮らしの真ん中に置ける一枚になります。

『ホワイト額装』×リビング設置イメージ

緑を深く沈める『フォレストグリーン額装』

赤やオレンジの絵になぜ緑の額を?と思うかもしれませんが、この絵の中央には深い緑の画面が息づいています。

その緑を額が受け止めると、飛び散った色がいっそう鮮やかに立ち上がるんです。

おすすめしたいのは、カフェやサロンのような人が集まる商業空間です。

昼はテーブルの木目と緑がなじんで落ち着いた景色をつくり、夜は照明を受けてオレンジの飛沫が熱っぽく灯る。

席についたお客様が、ふと壁を見上げて足を止める。その数秒が、お店の記憶になっていきます。

『フォレストグリーン額装』×カフェ・商業空間設置イメージ

余韻を締める『ブラック額装』

最後は黒い額装です。書斎や、大人がくつろぐ応接室におすすめします。

黒はグランドピアノの塗装を思わせて、音楽をテーマにしたこの絵と静かに呼応します。

実は私自身、にぎやかな絵ほど締めの黒が似合うと感じていて、夜に一人で眺める時間がいちばん贅沢に感じられました。

昼は白い余白と黒の額がくっきり対比して画面を引き締め、夜は輪郭が闇に溶けて、色だけが浮かび上がってくる。

近さはそのままに、余韻だけが深くなる。そんな見え方をしてくれます。

『ブラック額装』×応接室・書斎設置イメージ

まとめ

『Sound Bath』は、音符を一つも描かずに、部屋を音で満たしてくれる作品でした。

朝は軽やかに、夜は熱っぽく。時間ごとに鳴り方を変えながら、『音を浴びる午後』を暮らしの中に連れてきてくれます。

にぎやかな色の奥に、ふと静けさが顔を出す瞬間がある。それは、買った人だけが知る顔です。

エバハートが初めてシュローダーを描き、初めてウッドストックに弓を持たせた、世界に95枚だけのParlor版。

失われたら二度と手に入らないかもしれない機会を、確かな体験に変えてください。

この作品の詳細・ご購入はこちらから

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作品のご不明点や額装のご相談は、お気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

この作品は本物ですか?

はい、作家トム・エバハート本人の直筆サインが入った本物です。限定部数の記載と本物証明書が付属し、海外の提携ギャラリーからまだ一度もコレクターの手に渡っていない新品未使用の状態で直接お取り寄せしております。

額装は変更できますか?

はい、額装のご相談を承っております。本作は新品額装済みでのお届けですが、お部屋に合わせた額装のご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

送料はかかりますか?

送料は無料です。販売価格がそのままお支払金額になります。海外からのお取り寄せのため、お支払い確認後、4〜5週間前後でのご発送となります。

通常版との違いは何ですか?

本作は通常版より小さいParlor版です。構図は通常版と同じく、初めてシュローダーが描かれ、ウッドストックがヴァイオリンで加わった記念すべきものそのままに、縦56cm×横72cmと玄関先や書斎の壁にも収まりやすいサイズに仕立てられています。エディションは通常版とは別に世界限定95部です。