【掌の上の自由を、暮らしのそばに】トム・エバハート『Free Bird』ミクスドメディアのご紹介
ご来館ありがとうございます、やまアートミュージアム館長の山本です。
やまアートミュージアムは、私が運営するネットショップ『やまアートギャラリー』の魅力をご紹介するオンラインミュージアムです。
本日も心に残る一枚をお届けします。
トム・エバハートの『Free Bird』は、自由の女神に扮したスヌーピーが松明の代わりにウッドストックを掲げる、世界限定125部のミクスドメディア版画です。本作は暮らしのそばに飾れる小サイズ版(縦71cm×横56cm)で、作家直筆サイン・本物証明書付き。この記事では作品の物語・色彩・額装提案を館長が解説します。
この記事でわかること
- 『Free Bird』が描く『掌の上の自由』というテーマの意味
- 自由の女神×スヌーピーというモチーフが生まれた背景(作家公式ステートメント)
- ピンク・青・黄のネオンカラーが生む『呼吸する色彩』の秘密
- 小サイズ版に似合う額装3パターンと飾り方
- 世界限定125部という希少性の意味

① 本日のご紹介作品
本日ご紹介する作品は、トム・エバハート氏の『Free Bird(フリーバード)』という作品です。
しかも今日ご紹介するのは、暮らしのすぐそばに飾れる小サイズ版になります。
自由って、重いものだと思っていたんです。
松明を掲げて、台座の上に立って、じっと動かない。
ニューヨークの自由の女神のイメージがどうしてもある。
でもこの絵は違う。
スヌーピーが片手を空に伸ばして、その先にウッドストックが飛んでいる。
松明の炎じゃなくて、生きている鳥。掌の上の自由。
それが、この作品の核なんです。
正直に言うと、初めてこの絵を見たとき、笑ったんですよね。
自由の女神がスヌーピーで、しかもめちゃくちゃ明るい。ピンクと青と黄色がはじけている。
でも笑った3秒後に、なぜか胸の奥がじんとした。
そこからずっと、この絵のことが頭を離れなかった。
今日この作品を知ったら、『自由』という言葉の手触りが、きっと変わると思います。
この作品は、スヌーピー絵画が日本一集まるネットショップ、
『やまアートギャラリー』で取り扱い中です。
概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。
② 見慣れた形に、見たことのない光を灯す画家
トム・エバハートは、スヌーピーの生みの親であるチャールズ・シュルツ氏から、世界で唯一、
ピーナッツのキャラクターを自由に描くことを正式に認められたアーティストです。
ただ、「自由に描いていい」というのは単なるライセンスの話
じゃないんですよね。
シュルツ氏本人が常に語っていたのは、
「見慣れたものを、見たことのない角度で見せる。それができたとき、
アーティストは最も成功している」ということ。
エバハートの作品は、まさにその教えの結実です。
誰もが知っているスヌーピーを、誰も見たことのない色と筆致で描き直す。
そしてこの『Free Bird』は、その精神が一番鮮やかに出ている
作品のひとつなんです。
③ 数字で見る『Free Bird』
まず、基本情報を整理します。
作品名:Free Bird
作家:Tom Everhart
技法:ミクスドメディア
サイズ:縦71cm × 横56cm
(暮らしになじむ小サイズ版)
限定数:世界限定125部
署名:作家直筆サイン
+ 限定部数
+ 本物証明書付属
体裁:額装済
この『Free Bird』は、2023年に発表され即完売した原画シリーズ
『The Liberties』の世界を版画にした作品です。
世界125部。
この数字は、エバハート作品の中でもかなり少ない限定数です。
Dog Breathの750部やBig Poppaの500部と比べても、桁が違う。
しかも即完売した原画シリーズの版画化ですから、
原画を手に入れられなかったコレクターがこの版画に集中している。
コレクターとして正直に言えることがあるとすれば、
125部というのは「探している人のほうが、作品の数より多い」状態なんですよね。
流通に出てくること自体がすでに事件です。
・・・ただ、数字で語れるのはここまで。
ここからは、この作品がなぜ『自由』をこんなにも軽やかに描けているのか、
その温度の話に迫っていきたいと思います。
④ スヌーピーが自由の女神になった理由
この作品のモチーフは、誰でも知っている自由の女神です。
でもそこにいるのはスヌーピー。しかも掲げているのは松明ではなく、
ウッドストック。
なぜこのモチーフなのか。
トム・エバハート氏はベニスのスタジオ周辺で、ここ数年の
空気の変化を肌で感じていたと語っています。
安全や自由な言論がどこか揺らいでいる感覚。
でも最近になって、その流れをもう一度取り戻そうとする動きが生まれてきた。
その『取り戻した自由』の感覚を作品にしたかった、と。
ただし、シュルツ氏から受け継いだ大切な教えがある。
「観る人を不快にさせてはいけない」ということ。
重いメッセージをそのまま描くのではなく、
『誰もが知っている、自由を象徴するもの』で包んで届ける。
自由の女神は、観る人を作品へ
迎え入れるための『カモフラージュ』
だった。
(出典:Tom Everhart Studios 公式ステートメント)
元になったのは、シュルツ氏が描いたスヌーピーが自由の女神に扮する構図。
エバハートはその手に掲げるものを、ウッドストックに置き換えた。
炎でも像でもなく、生きている鳥。
『自由』は、握りしめるものじゃなく、飛ばすものだ。そう言っているように感じられます。
そしてウッドストックは、エバハート氏がスタジオや自宅の周りにいる鳥たちへ捧げた、
彼自身のささやかなオマージュでもあります。
自由って、部屋に飾れるんですよね。
朝起きてこの絵を見たとき、窓を開けた瞬間のような
軽さが胸に入ってくる。
ウッドストックが飛んでいるその先に、今日一日の空気が広がっている。
そういう絵なんです。
⑤ 重ならない色が生む『軽さ』の秘密
さらにすごいのは、この『掌の上の自由』を、
技法で完璧に再現してあるところなんです。
この作品はミクスドメディア。つまり、複数の版を一枚の紙に押し重ねて作られています。
消しゴムはんこを思い浮かべてください。
ベタッと一度で押すとインクが均一に載りますよね。でもこの作品は、
いくつもの版を少しずつずらしながら重ねている。
だからインクが厚い場所と薄い場所が生まれて、
その凸凹が光を不均一に拾うから、
見る角度で表情が変わる。
一枚の紙の上に『印刷の平面』と『手仕事の立体』が同居しているんです。
で、ここで注目してほしいのが、色の『隙間』です。ピンク、青、黄色。
この三色が画面を埋め尽くしているように見えるけれど、
実は色同士がぶつからないように計算されている。
色と色のあいだに、紙の白が微かに透けている場所がある。この白い隙間が『空気』になっている。
だから、これだけ激しい色彩なのに、見ていて息苦しくならない。
色が呼吸している。
テーマである『自由』を、色の配置そのもので体現しているわけです。
・・・と、ここまでで技法の仕掛けはお分かりいただけたかと思います。
でもこの色の設計が本当にすごいのは、見る人の体に起こす反応のほうなんです。
⑥ ピンクは鼓動、青は深呼吸、黄は朝の光
この絵の前に立つと、最初に飛び込んでくるのがピンクです。
蛍光に近い鮮烈なマゼンタピンクが、視界の左右から迫ってくる。
心拍が少しだけ速くなる感覚。
ピンクがこんなに力強い色だったのかと、体が先に驚くんです。
そこに青が割り込んでくる。
鮮やかなシアンブルーが上部から降りてきて、ピンクの熱を冷ます。
深呼吸を一回したような、胸が開く感覚。
ピンクが鼓動だとしたら、青は深呼吸そのものです。
そして黄色。
画面の下部と左右に散らばるレモンイエローが、全体に『朝の光』を注いでいる。
ピンクの興奮を青が落ち着かせ、黄色がその二つの上から日差しをかけてくれる。
三色が喧嘩せずにそれぞれの仕事をしている。
その三色の交差点に、スヌーピーの白と黒がいるんです。
この白黒がすごく大事で、色の洪水の中で唯一の『無彩色』。
ピンクと青と黄色の間に、スヌーピーの黒い輪郭と白い体が立っている。
目がそこに戻ってくるたびに、視覚がリセットされる。
色の音楽でいえば、白黒はサビの前の『ブレイク』。
一瞬の静寂があるから、次の色がまた鮮やかに聞こえてくる。
朝の自然光で見ると、黄色が前に出てきて、部屋全体が明るくなる。
春の窓辺みたいな空気。
夕方の電球色では、ピンクがじわっと温度を持ちはじめて、画面全体がやわらかく熱を帯びる。
この絵は、いわば光に対して『反応する』んです。
照明を変えるだけで、自由の表情が変わる。
朝は軽やかな希望、夜は静かな安堵。
一日に二度、違う自由に出会える一枚なんです。
触れたら、雨上がりのコンクリートみたいにほんの少しひんやりして、
でもすぐに体温で温まる。
そういう質感が、インクの凸凹から伝わってきます。
⑧ この絵にはどんな額が合う?
ここからはこの作品にどんな額装が合うのか?私のおすすめを3パターンご紹介します。
色を主役にする『ホワイト額装』

この作品は縦71cm、横56cm。大きすぎないから、リビングの壁でも玄関でも、目線の高さにすっと収まります。
暮らしのすぐそばに掌の上の自由を置ける。それが小サイズ版の一番の強みです。
白額は、ピンクと青と黄色の鮮烈な色彩に『呼吸の余白』を作ります。
色の爆発を受け止めて、壁との間にクッションを置いてくれる。
掌の上の自由が、その余白の中でふわっと浮かぶ感覚。
リビングに掛けると、朝の光でまず黄色が部屋を照らす。
子供が「何持ってるの?」と聞いてくる。「鳥だよ。自由の鳥。」
「なんで?」「自由って、飛ぶものだからだよ。」
そういう会話が、この絵から自然に始まるんです。
夜はピンクが落ち着いて、画面全体がしっとりした空気になる。
家族が寝静まった後、リビングの照明を少し落としてこの絵を見ると、
ウッドストックだけがそっと光っている。
あの軽さが、一日の疲れを溶かしてくれます。
実は私も明るい色のエバハート作品を白額で飾っていますが、
白額にすると『絵の色が主役』になるんです。
額が目立たない分、色が部屋の空気を全部持っていく。
それが白額の強さです。
推奨空間:家族が集まるリビング・子供部屋
輪郭を締める『ブラック額装』

明るい作品にわざわざ黒い額?と思うかもしれませんが、
これが意外なほどマッチするんです。
黒い額は、ピンク・青・黄のネオンカラーに『額縁という境界線』をはっきり引いてくれる。
色が部屋に溢れ出すのではなく、額の中に凝縮される。ギャラリーの壁に飾られた作品のような、
凛とした存在感に変わります。
このサイズなら、カフェやサロンのレジ横やカウンター上にも無理なく掛けられる。
入口から一番最初に目が行くのがこの絵になる。
黒い額が「ここにアートがある」と宣言してくれるので、空間全体にクリエイティブな空気が流れる。
来客が「あれ、なんですか?」と近づいてくる。
コーヒーを出す前にアートの話で場が温まる。
昼の自然光では黒額がコントラストを高めて、色がパキッと締まる。
夜のダウンライトでは黒が溶けて、絵が壁から浮き上がるように見える。
昼はギャラリー、夜はプライベートシアター。一枚で二つの空間を作れます。
推奨空間:カフェ・サロン・オフィス
暮らしになじむ『ナチュラル木額装』

3つめは、あたたかみのあるナチュラルウッドの額装です。
この作品のテーマは『自由』で、バックストーリーにはベニスの空気が流れている。
木の額は、そのカリフォルニアの陽光と自然を額に呼び込む。
ピンクと青と黄が木目の上に載ると、色の鮮烈さが少しだけ角が取れて、『暮らしの中のアート』になるんです。
小さめの寸法だから、書斎のデスク脇や寝室の枕元にもちょうどいい。
濃すぎない木目が作品の色を引き立てる。
就寝前にこの絵を見ると、ウッドストックの飛んでいる先に明日の朝がある。そう思える。
掌の上の自由が、一番穏やかに感じられるのがこの額装です。
目覚めたとき、枕元にこの絵がある。それだけで一日の始まりに軽さが生まれる。
推奨空間:書斎・寝室・読書スペース
⑨ まとめ
今日はトム・エバハートの『Free Bird』小サイズ版をご紹介しました。
自由の女神に扮したスヌーピーが、松明ではなくウッドストックを掲げている。
炎ではなく、鳥。握りしめるものではなく、飛ばすもの。
それが、この作品が描く『掌の上の自由』です。
部屋に掛けたとき、この絵はただの『飾り』にはなりません。
朝はレモンイエローの光で部屋を照らし、夜はピンクの温度でそっと包んでくれる。
見上げるたびに、ウッドストックが飛んでいるその先に、
まだ来ていない明日の空気が見える。
それは、買った人だけが知る顔です。
世界125部。エバハートの版画作品の中でも、ここまで少ない限定数は
めったにありません。
「いつか」はこの作品には存在しない。掌の上の自由を感じた瞬間が、
一番近い距離にいる瞬間です。
失われたら二度と手に入らないかもしれない機会を、確かな体験に変えてください。
概要欄にやまアートギャラリーへのリンクを掲載しています。
作品の詳細や追加の画像もご覧いただけますので、ぜひチェックしてください。
本日もご来館いただきまして、ありがとうございました。
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よくあるご質問
この作品は本物ですか?
はい、トム・エバハート氏の直筆サイン入りの本物です。世界限定125部のエディション番号と本物証明書(COA)が付属します。当店は海外の提携ギャラリーから作品を直接取り寄せており、まだ一度もコレクターの手に渡っていない新品未使用の状態でお届けします。
額装は変更できますか?
はい、額装のご相談を承っております。本作は額装済みでお届けしますが、お部屋の雰囲気に合わせた額装のご希望があれば、お気軽にお問い合わせください。
送料はかかりますか?
送料は無料です。販売価格がそのままお支払金額になります。海外からのお取り寄せのため、お支払い確認後4〜5週間前後でのご発送となります。
通常サイズ版との違いは何ですか?
本作は暮らしのそばに飾りやすい小サイズ版(縦71cm×横56cm)です。作品のモチーフ・技法(ミクスドメディア)・世界限定125部というエディションは通常版と同じで、寸法だけが小ぶりになっています。より大きな通常サイズ版もご用意しています。
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