【こぼれる子守唄を、部屋に招く】トム・エバハート『Lagoon Lullaby Ⅸ』ミクスドメディアのご紹介
ご来館ありがとうございます、やまアートミュージアム館長の山本です。
やまアートミュージアムは、私が運営するネットショップ『やまアートギャラリー』の魅力をご紹介するオンラインミュージアムです。
本日も心に残る一枚をお届けします。
『Lagoon Lullaby Ⅸ』は、チャールズ・シュルツから世界で唯一ピーナッツを自由に描くことを認められた画家トム・エバハートによる、世界125部限定のミクスドメディア版画です。ピアノに向かうスヌーピーの指先から零れる黄緑の音色で、タヒチのラグーンの夜に流れる『子守唄』を描いた全9枚シリーズの最新作。直筆サイン・限定番号・本物証明書が付属し、新品額装にてお届けします。
この記事でわかること
- トム・エバハートがシュルツ公認で唯一ピーナッツを自由に描ける画家である理由
- 『Lagoon Lullaby』シリーズがシュルツ氏の死とタヒチのラグーンから生まれた背景
- ピアノに向かうスヌーピーから零れる黄緑の音色が意味するもの(子守唄という主題)
- 色を何度も刷り重ねるミクスドメディアが生む、画面の弾みと軽やかさの秘密
- この作品に映えるおすすめ額装3パターンと、空間に飾ったイメージ
- 世界125部限定・全9枚シリーズ最新作という希少性と、付属する証明書

本日のご紹介作品
本日ご紹介する作品は、トム・エバハート氏の『Lagoon Lullaby Ⅸ』という作品です。
夜、鍵盤にそっと指を置くと、黄緑の音色がぽろぽろと零れ落ちてくる。
その『こぼれる子守唄』に耳をすませているうちに、いつのまにか、肩の力がほどけていく。
そんな一日を閉じる直前のひとときが、そのまま一枚の絵になっています。
正直に言うと、初めてこの絵を見たとき、画面から音がこぼれてくるように感じたんです。
ピアノに向かうスヌーピーと、その指先から広がっていく鮮やかな黄緑の色調。
見ているこちらまで、呼吸がゆっくりほどけていくような絵でした。
今日この作品を知ったら、一日の終わりの過ごし方が少し変わると思います。
この作品の魅力をさらにご紹介していきますが、この作品はスヌーピー絵画が日本一集まるネットショップ、『やまアートギャラリー』で取り扱い中ですので、ご購入希望の方は以下のURLをクリックして当店へお越しください。
世界でただ一人の画家
トム・エバハートは、スヌーピーの生みの親であるチャールズ・シュルツから、世界で唯一の認可を受けた画家です。
ピーナッツのキャラクターを自由に描くことを、正式に許された唯一のアーティストなんです。
1952年生まれのアメリカ人画家で、シュルツ氏とは20年にわたる親交がありました。
漫画のキャラクターでありながら、飾った瞬間に部屋の空気が変わる。
そんな絵を描ける人は、世界に彼しかいません。
彼が得意とするのは、ピーナッツの登場人物をぐっと拡大し、絵の具の層とインクの線で感情のふくらみまで見せる描き方です。
その手つきが、誰もが知っているキャラクターを、大人が本気で向き合える一枚に変えてくれるんです。
数字で見る『Lagoon Lullaby Ⅸ』
まず、この作品の基本情報は以下のとおりです。
作品名:Lagoon Lullaby Ⅸ
作家:Tom Everhart
技法:ミクスドメディア
作品寸法:縦23cm×横56cm
限定:世界125部
署名:直筆サイン・限定番号・本物証明書付属
体裁:新品額装にてご提供
ミクスドメディアというのは、複数の版や技法を層のように重ねて仕上げる版画の作り方です。
世界でわずか125部。
しかも海外の提携ギャラリーに厳重に保管されていた一枚を、直接取り寄せています。
まだ一度もコレクターの手に渡っていない、新品未使用の状態なんです。
そしてこの『Lagoon Lullaby』は、2026年4月に新作が加わって、全9枚のシリーズへと広がりました。
本作『Ⅸ』は、その最新シリーズを締めくくる番号の一枚です。
コレクターとして正直に言えることがあるとすれば、シリーズものは「揃えたい」と思ったときには、もう欠けているんですよね。
・・・ただ、数字で語れるのはここまで。
ここからは、この軽やかな音色がどこから来ているのか?
その『子守唄』の話に迫っていきたいと思います。
タヒチの夜に流れる、ある子守唄の話
この絵の原点は、2000年にさかのぼります。
エバハート氏は、20年来の親友だったチャールズ・シュルツ氏を亡くしました。
そのとき彼は、世界をまったく新しいかたちで感じ直す必要に迫られた、と振り返っています。
そうしてたどり着いたのが、タヒチのラグーンでした。
初めてラグーンに身を置いた瞬間のことを、エバハート氏はこう語っています。
「子どもの子守唄がもたらすような、内側がすっと整う感覚だった」と。
悲しみを癒やしたのは、言葉でも時間でもなく、南の海の光だったわけです。
それから25年。
彼のタヒチのスタジオは、ラグーンの水面から約3メートルの高さに、柱で持ち上げられて建っています。
スタジオの下に灯した明かりが、まず足元のラグーンの水面に映り、その光が反射して、寝ている彼の真上にある茅葺き屋根の天井へと踊りながら昇っていく。
その毎晩の光を、エバハート氏は目で追ってきました。
ここからが、この絵の核心です。
『Lagoon Lullaby』は、その光を『子守唄』という一曲に置き換えたシリーズなんです。
25年分の水の光が、いつしか彼の中で、まどろみへ誘う優しいメロディーになった。
そして本作『Ⅸ』では、そのメロディーを奏でる場面が描かれています。
ピアノに向かうスヌーピーの指先から、黄緑の音色が水しぶきのように広がっていく。
あの鮮やかな色は、タヒチの光が音になって零れ落ちる、まさにその瞬間なんですね。
そしてもうひとつ。
このシリーズは、コミュニケーションの大切さを描いた『Coconut Radio』シリーズのすぐ後に生まれています。
子守唄というのは、世界中の多くの共同体で、伝統や文化を次の世代へ手渡してきた歌でした。
だからエバハート氏にとって『子守唄』は、ただの眠りの歌ではなく、伝えることの続きなんです。
こういう絵ですから、飾ると効くのは夜です。
一日の終わりに部屋の照明を少し落として壁を見ると、タヒチの静かな波音の中で、優しい旋律に包まれるような数分間が生まれます。
版を重ねて、音色を降らせる
さらにすごいのは、この『軽やかさ』を、誰にでも伝わる形に作ってあるところなんです。
どういうことか?というと、先ほどお伝えしたとおりミクスドメディアは複数の版を重ねる技法で、この作品は色の層を何度も刷り重ねて作られています。
これがどのくらい繊細か?というと、印刷物の色がほんの少しズレて、輪郭が二重にぼやけて見えたことがありますよね。
あれが、1回でも起きたら終わりなんです。
はじけるような黄緑とピンクのしぶきは、わずかな版ズレで濁ってしまう。
指先から零れる音色にいたっては、線が二重になった瞬間、旋律ではなくただの汚れになります。
それを何層も、寸分たがわず重ねていく。
その積み重ねが、画面の奥からこちらへ弾んでくるような弾みを生んでいます。
スマホで手前のものを撮ると、背景がふわっとボケて主役が浮き立ちますよね。
この作品でも同じことが起きていまして、幾重にも重なった鮮やかな層が背景を軽やかににじませ、黒い線で描かれたスヌーピーだけがくっきり手前に残る。
だから音色は奥で弾み、スヌーピーは手前で歌っているように見えるわけです。
・・・と、ここまででこの作品の『仕掛け』はお分かりいただけたかと思います。
次は、この仕掛けの上で色がどんな仕事をしているのか?見ていきましょう。
黄緑は音色、白は休符
この絵を見ていると、心地よい音楽に耳を傾けているときのように、気持ちがほどけていきますよね。
あのゆるむ感じの正体が、色の働きなんです。
画面いっぱいに広がる黄緑は、指先から零れ落ちる音色そのもの。
まっすぐ塗られていないで、しぶきのように跳ねているから、生きた旋律の弾みが出ています。
そこに差し込むピンクとマゼンタのにじみは、旋律にそっと重なる高い音ですね。
黄緑が昼の草原のような明るさを、ピンクが南国の夜のぬくもりを持っていて、この2つが混ざることで、軽やかなのにあたたかい響きが生まれています。
そして、その真ん中に置かれているのが、スヌーピーの白なんですね。
この白がすごく大事で、白は音の連なりの中にぽつんとある『休符』になっているんです。
これだけ色が鳴っているのに聴いていて疲れないのは、白という『ひと息の間』が中心にあるから。
さらに、スヌーピーを描く黒い線が、全体に静かな拍を刻んでいます。
黒は影ではなく、リズムなんです。
この色の対比が照明をよく拾うので、時間帯ごとに見え方が変わります。
朝の光では、黄緑がいっそう澄んで立ち上がって、目覚めの色に聞こえる。
夜、照明を落とすと、緑が深く沈んで、ピンクの高い音だけがそっと残ります。
一日の中で、同じ一曲が違う表情で流れます。
照明を一段落とすと、黄緑がそっと声量を落とし、上げると、ピンクがハモるように響いてくる。
部屋で音楽を聴くみたいに、色を聴ける一枚です。
・・・と、ここまでで色の話をしてきましたが、この色の魅力を最大限に引き出すのが、額装なんです。
この絵にはどんな額が合う?
ここからはこの作品にどんな額装が合うのか?
私のおすすめを3パターンご紹介させていただきます。
明るさを包む『クリーム額装』

シンプルイズベスト。
やわらかいクリーム色の額は、スヌーピーの白とゆるやかに呼応して、はじける黄緑とピンクをそのままの明るさで受け止めてくれます。
この作品は色そのものが明るいので、下手に強い色の額を選ぶと、画面と額が音量を競ってしまって、旋律の軽やかさが押さえ込まれてしまう。
クリームの額は、その競り合いをそっとほどいてくれるんです。
絵の明るさと額のあたたかさがつながって、音色が壁までふわりと広がっていくような見え方になります。
軽やかさはそのままに、あたたかさだけが部屋へ染み出していく仕上がりです。
実は私の家でも別のトム・エバハート作品を明るい額で飾っているんですが、朝と夜とでまるで別の曲みたいなんですよね。
朝の光で見る澄んだ表情と、夜のあたたかい照明で見るしっとりした表情。
一日に何度も「おっ、今日はこう聞こえるのか」と驚かされます。
どんなお部屋にもお似合いですが、特に相性が良いのはご家族が集まるリビングです。
リビングにこの額装で飾ると、クリームの額と壁の色が馴染んで、絵の中の音色だけがすっと浮かびます。
昼はソファ側から見ても自然に目に入り、夜に照明を落とすと、壁の一角だけがやわらかく灯って見える。
そうすると面白いもので、家族が自然と同じ絵を見て、「今日はもう寝ようか」なんて会話が始まるんですよ。
一日を閉じる合図が、部屋の中に一つ増えていきます。
音色になじむ『セージグリーン額装』

「緑の入った絵になんで緑の額装?」と思うかもしれませんが、実は非常にマッチしています。
くすんだセージグリーンの額は画面の黄緑と呼応して、絵の中の草原のような明るさを額の外側まで連れ出してくれる。
彩度を抑えたグリーンなので、子どもっぽくならず、静かな緑の気配だけが残ります。
オフホワイトのマットで『間』を作っていますので、緑の気配は出すが、うるささは出さない。
絵の中の弾む旋律が、壁の上でもう一回り大きく広がるような額装です。
この額装は特に、一日の終わりにくつろぐ寝室にぴったりです。
寝室にこの額装で飾ると、ベッドに横になったときの目線に、ちょうど音色の広がりが入ってきます。
エバハート氏が毎晩ラグーンの光に包まれて眠ったのと、どこか似た心地よさが生まれるわけですね。
昼の自然光ではセージが澄んで、部屋全体が穏やかに整い、夜の間接照明では額が深く沈んで、黄緑の音色だけが浮かび上がります。
眠る前にふとこの絵を見ると、その日のざわつきが少しほどけて、呼吸がゆっくりになっていく。
一日を穏やかに閉じる習慣を、そっと作ってくれる額装です。
響きを支える『ウォルナット額装』

クルミ材の深い茶色は、鮮やかな絵をぐっと落ち着かせて、大人の一枚へと引き寄せてくれます。
ウォルナットはピアノの木肌と同じ温度を持っているので、絵の中の楽器と額が響き合って、画面から音がこぼれてくるような効果が生まれる。
深い木目が画面の外周を締めるので、明るい色が散らずにまとまって、長く見ても目が疲れにくいんです。
夜は額縁が壁の陰に溶けて、絵の中の音色だけが宙に浮いているように見えてきます。
特に相性の良い空間は、人が集まるカフェのような商業空間です。
カフェにこの額装で飾ると、店内に入った瞬間の第一印象が、ぐっとあたたかくなります。
木の額が壁のトーンを落ち着かせて、席についたお客様の目線が自然とアートへ向かう。
昼の自然光では木目がすっきりと引き締まり、夜の電球色では額が沈んで、黄緑の音色だけがぼんやりと残ります。
「この絵、なんだか音が聞こえてこない?」と、隣の席との会話が生まれる。
長居したくなる一席を作ってくれる額装です。
まとめ
今回は、タヒチのラグーンの夜に流れる子守唄を描いた一枚『Lagoon Lullaby Ⅸ』をご紹介いたしました。
この絵が家にあると、一日の終わりに、こぼれる子守唄に包まれるような数分間が生まれます。
それは、買った人だけが知る顔です。
まずは作品ページで実物の色を確かめてみてください。
購入や額装のご相談は、以下リンクからやまアートギャラリーへお越しください。
世界にわずか125部、全9枚シリーズの最新作という『失われたら二度と手に入らないかもしれない』機会を、確かな体験に変えてください。
本日もご来館、ありがとうございました。
この作品の詳細・ご購入はこちらから
作品のご不明点や額装のご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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よくあるご質問
この作品は本物ですか?
はい、作家トム・エバハート本人の直筆サインが入った本物です。限定番号と本物証明書が付属し、海外の提携ギャラリーに厳重に保管されていた一枚を直接取り寄せた、まだ一度もコレクターの手に渡っていない新品未使用の状態でお届けします。
額装は変更できますか?
はい、額装のご相談を承っております。本記事でもクリーム・セージグリーン・ウォルナットの3パターンをご提案していますが、お部屋の雰囲気に合わせた額装のご相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。
送料はかかりますか?
送料は無料です。表示の販売価格がそのままお支払金額となります。海外からのお取り寄せのため、お支払い確認後4〜5週間程度でのご発送となります。
『Lagoon Lullaby』シリーズは何枚ありますか?
全9枚です。2026年4月に新作が加わり、9枚シリーズへと拡充しました。本作『Ⅸ』はその最新の番号にあたる一枚です。1枚1枚が独立した『夜の一場面』として完結していますので、単独で飾っていただいても十分にお楽しみいただけます。なお、2点以上をあわせてお求めの場合は特別価格にてご案内しておりますので、ご購入前にお問い合わせください。
スヌーピーはなぜピアノに向かっているのですか?
本作の主題が『子守唄(Lullaby)』だからです。作家トム・エバハートは、親友シュルツ氏を亡くした後にタヒチのラグーンで得た癒やしを、まどろみへ誘う一曲の子守唄として描いています。ピアノに向かうスヌーピーの指先から零れる黄緑の色調は、その旋律が音になって広がる様子を表しており、シリーズの主題と深く結びついた場面です。
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