【光をためた庭を招く】トレンツ・リャド『ヴィラヴェルディ(彫刻のある庭)』シルクスクリーンのご紹介

ご来館ありがとうございます、やまアートミュージアム館長の山本です。

やまアートミュージアムは、私が運営するネットショップ『やまアートギャラリー』の魅力をご紹介するオンラインミュージアムです。

本日も心に残る一枚をお届けします。

トレンツ・リャドの『ヴィラヴェルディ(彫刻のある庭)』は、1991年制作・世界限定250部・作者直筆サイン入りのシルクスクリーンです。深い青の奥から光がこぼれる『光をためこんだ庭』を、色ごとに版を重ねる技法で封じ込めた一枚。本記事では作家の背景・技法・色彩・額装提案を館長が解説します。

この記事でわかること

  • 『光の収集家』と呼ばれた画家トレンツ・リャドの人物像
  • 世界限定250部・作者直筆サインという希少性の中身
  • シルクスクリーンが生む『ためこんだ光』のカラクリ
  • 青と緑がつくる、時間帯ごとの表情の変化
  • この作品に合う額装3パターンと、飾った空間のイメージ

トレンツ・リャド『ヴィラヴェルディ(彫刻のある庭)』シルクスクリーンの全体像

本日のご紹介作品

本日ご紹介する作品は、トレンツ・リャド氏の『ヴィラヴェルディ(彫刻のある庭)』という作品です。

深い青にふちどられた庭の奥から、光がゆっくりとこぼれてきます。

見ていると、日陰のひんやりした空気ごと、色がこちらへ流れ込んでくる。

『光をためこんだ庭』が、そこにあります。

正直に言うと、初めてこの絵を見たとき、しばらく画面の奥から目が離せませんでした。

今日この一枚を知ったら、庭に射す光を家の中で味わうという贅沢が、少し身近になると思います。

この作品は、ヨーロッパの巨匠絵画があつまるネットショップ『やまアートギャラリー』で取り扱い中です。

光を集めた男

トレンツ・リャドは、1946年にスペインのバダローナで生まれた画家です。

10代のうちからバルセロナの美術学校で頭角をあらわし、19歳で母校の助教授に推薦されたと伝えられています。

その後、地中海に浮かぶマヨルカ島にアトリエを構え、島の光と庭を描き続けました。

『光の収集家』『20世紀最後の印象派』と呼ばれ、ヨーロッパの人々を魅了した画家です。

その光を集める目が、この庭の一枚にも宿っています。

数字で見る『ヴィラヴェルディ』

  • 作家:トレンツ・リャド(1946-1993)
  • タイトル:ヴィラヴェルディ(彫刻のある庭)
  • 制作年:1991年
  • 技法:シルクスクリーン
  • エディション:世界限定250部
  • サイズ:縦71cm 横71cm
  • 付属:作者の直筆サイン、限定部数、エンボススタンプ、真作証明書

リャドが初めてシルクスクリーンを発表したのは1990年、日本での初個展の頃と言われています。

本作はその翌年に生まれた、ごく初期の版画にあたります。

コレクターとして正直に言えることがあるとすれば、直筆サイン入りで世界に250部という作品は、迷った時点で負けなんですよね。

マヨルカの庭が呼吸する

リャドが暮らしたマヨルカ島は、地中海の強い光と、豊かな緑にめぐまれた土地です。

彼はその庭に射す光を、まるで生きものの呼吸のように描きました。

この『ヴィラヴェルディ』でも、中央にたたずむ彫刻のまわりで、花と緑が静かに息づいています。

彫刻は動かず、光だけがゆっくりと移ろっていく。

その対比が、庭の静けさをいっそう深くしています。

朝、コーヒーを入れてふと壁を見たとき、日陰の庭のひんやりした空気が部屋に立ちのぼる。

そういう絵なんです。

一色ずつ、光を積む

さらにすごいのは、この『ためこんだ光』を、版を重ねる技術で作りあげているところなんです。

どういうことか?というと、シルクスクリーンは、色ごとに版を分けて、一色ずつ順番に刷り重ねていく技法です。

ハンコを少しずつ位置を変えて押し重ねていくところを想像してみてください。

1回でもズレたら、庭の奥行きは濁ってしまう。

それを何度も繰り返して、青の層の上に緑を、緑の上に光の粒を、順に置いていきます。

だから、庭のいちばん奥に射す光まで、にごらずに透けて見えるんですね。

青は日陰、緑は呼吸

この作品でいちばん働いているのは、ふちを覆う深い青です。

青は日陰の温度をつくり、庭の入り口にひんやりとした静けさを敷きます。

朝に見ると、その青は澄んで軽やか。

夕方の照明の下では、青がとろりと濃くなり、中央の光がいっそう温かく浮かびあがります。

一日のなかで、小さな季節がこの庭に生まれるんです。

中央の緑と花の白は、その青のなかで呼吸する着地点になっています。

目を近づけると、ザラりとした版のインクの手ざわりまで見えてきて、色を指で触れられそうな気がしてくる。

音のない庭なのに、光のさざめきが聴こえてくるような一枚です。

この庭にどんな額が合う?

ここからは、この作品にどんな額装が合うのか、私のおすすめを3パターンご紹介させていただきます。

光を通す『ホワイト額装』

まずは定番のホワイト額装です。

オフホワイトの額は、庭の深い青と中央の光を、そのまま素直に部屋へ通してくれます。

おすすめはリビングです。

朝の光の下では庭の青が澄んで、家族が食卓につくたびに、壁の奥に涼しい空気が生まれます。

昼を過ぎると中央の緑が明るく起きあがり、「この庭、どこなんだろうね」と自然に会話が始まる。

子育て世代のお部屋にも、清潔感のある明るさをもたらしてくれます。

『ホワイト額装』×リビング設置イメージ

静けさを深める『ネイビー額装』

次は変化球、ネイビー額装です。

青い作品になぜ青い額?と思うかもしれませんが、紺の額はふちの青と響きあい、庭の日陰をさらに奥へと押し広げてくれます。

合わせたいのは、静かなカフェやラウンジのような商業空間です。

昼はやわらかな自然光で庭が涼やかに見え、夜は間接照明のもとで中央の光だけがそっと灯る。

一杯のコーヒーを前に、お客様がふと絵の奥をのぞきこむ。

そんな静かな時間が、席の空気を上品に整えてくれます。

『ネイビー額装』×カフェ設置イメージ

余韻を格上げする『ゴールド額装』

最後は、ゴールド額装です。

彩度を抑えた古典的な金は、庭の光をすくいあげ、一枚を美術館の壁のように格上げしてくれます。

応接室や書斎など、来客を迎える空間によく似合います。

実は私自身、この手の光の作品は、灯りを一段落とした夕方の書斎で眺めるのがいちばん好きなんです。

金の額のふちが、中央の光とそっと呼応して、部屋全体の余韻がゆっくり伸びていく。

腰を下ろした来客が、思わず言葉を止めて庭の奥を見つめる。

そんな一枚になります。

『ゴールド額装』×応接室設置イメージ

まとめ

彫刻は動かず、光だけがゆっくり移ろう。

『光をためこんだ庭』は、飾った部屋の時間まで、静かに変えてくれます。

そしてそれは、買った人だけが知る顔です。

世界に250部、作者の直筆サイン入りという幻の一枚は、次にいつ市場へ戻るか誰にもわかりません。

失われたら二度と出会えないかもしれない機会を、どうかご自身の暮らしの中の、確かな体験に変えてください。

この作品の詳細・ご購入はこちらから

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作品のご不明点や額装のご相談は、お気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

この作品は本物ですか?

はい、作家トレンツ・リャドの直筆サイン入りの本物です。作品には限定部数・エンボススタンプ・真作証明書が付属します。当店はヨーロッパの巨匠作品を継続して取り扱っており、確かな品のみをお届けしています。

額装は変更できますか?

はい、額装のご相談を承っております。本作は新品額装にてお届けしますが、お部屋に合わせた額縁色のご希望があれば、お気軽にお問い合わせください。

送料はかかりますか?

送料は無料です。販売価格がそのままお支払金額になります。お支払い確認後、新品額装にお取り替えのうえ、2〜3週間程度で発送いたします。

直筆サインやエディション番号はどう確認できますか?

作品には作者トレンツ・リャド本人の直筆サイン、世界限定250部を示す限定番号、エンボススタンプ、真作証明書が備わっています。状態や各証跡は商品ページの写真でご確認いただけます。

分割払いはできますか?

はい、分割払いのご対応も承っております。ご希望の方は、ご購入前にお気軽にお問い合わせください。